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リスティング広告は、顕在化したニーズを持つユーザーに直接アプローチできる、非常に効果的な広告手法です。しかし、ただ広告を出稿するだけでは十分な成果は得られません。成功のカギを握るのは、広告のクリック率(CTR)です。
クリック率を制することは、成果を制することといっても過言ではありません。では、どのようにしてクリック率を向上させればよいのでしょうか?この記事では、リスティング広告の平均クリック率をもとに、CTRを改善するための実践的な方法を詳しく解説します。
「リスティング広告をもっと効率的に運用したい」「成果を上げるために何をすべきか知りたい」という方は、ぜひ最後までご覧ください。
リスティング広告とは
リスティング広告とは、「検索キーワード(検索クエリ)」に連動して表示される、テキスト形式の広告のこと。検索連動型広告とも呼ばれており、検索結果画面の上下に表示されることが特徴です。
キーワードとクエリの違い
キーワードとクエリは似ていますが、厳密には次のような違いがあります。
キーワード:広告主が広告表示条件として設定する語句
クエリ:ユーザーが実際に検索した語句
たとえば、Googleなどの検索エンジンで「不動産 査定」と調べると、次のような検索結果が表示されます。

検索結果の上部に「スポンサー」と表示されているものがリスティング広告です。この表記以外は純粋な検索結果と見た目がほぼ同じであるため、ディスプレイ広告よりも広告色を薄めてユーザーに訴求できるのが特徴です。
何らかの検索を行うユーザーは課題やニーズが明確であるケースが多く、たとえば「不動産 査定」を検索しているユーザーは、不動産査定サービスを求めていることがわかります。このように、顕在化したニーズを持つユーザーに直接アプローチできるため、リスティング広告は成果を出しやすいのです。
なお、この記事では主にGoogleリスティング広告を前提に解説しますが、他の検索媒体でも基本的な考え方は同様です。
クリック率(CTR)とは?
クリック率は、広告の効果を測るうえで重要な指標の一つです。英語の”Click-Through Rate”を略し、CTRとも呼ばれます。
クリック率の算出方法
クリック率を求める計算式は次のとおりです。
クリック数 ÷ インプレッション数(表示回数) × 100 |
たとえば「不動産 査定」というキーワード(クエリ)で、広告が200回表示され、そのうち2回クリックされた場合、クリック率は次のように計算されます。
クリック数2回 ÷ インプレッション数(表示回数)200回 × 100 = 1% |
クリック率の重要性
昨今では、スマートデバイスの普及により、何かを調べる際にインターネットを使用する世代が増えています。

画像出典:令和4年版「情報通信白書」
そのため、リスティング広告を活用することで、情報を探しているターゲットにアプローチしやすくなります。検索を通じたデジタル広告の規模が拡大していることから、リスティング広告の重要性はさらに高まっているのです。

画像出典:令和5年版「情報通信白書」
しかし、リスティング広告で成果を出すためには、集客効率に直結するクリック率を重視しなければなりません。そもそもリスティング広告は、LPやECサイトへユーザーを誘導するために用いられ、その誘導先でユーザーがコンバージョンすることで、はじめて成果につながります。
コンバージョン
Webサイトで目指す最終的な成果のこと。
クリック率が高ければ高いほど、多くのユーザーが広告をクリックし、LPやECサイトに誘導されます。その結果、コンバージョン数が増え、広告効果が最大化されるのです。
たとえば、広告表示回数が1万回、コンバージョン率が1%の場合、次のような関係が成立します。
クリック率 | アクセス数 | コンバージョン数 |
---|---|---|
1% | 100 | 1 |
2% | 200 | 2 |
5% | 500 | 5 |
10% | 1,000 | 10 |
広告表示回数とコンバージョン率が一定であれば、クリック率が2倍になれば、コンバージョン数も2倍になることがわかります。このように、クリック率は広告運用の成否を左右する重要な指標といえるでしょう。
リスティング広告のクリック率の平均
クリック率は高ければ高いほど望ましいものですが、平均値はどのくらいになるのでしょうか。
クリック率は業種・出稿キーワードによって異なる
クリック率は、業種や出稿キーワードによって平均値が異なります。
つまり、クリック率が5%だとしても、それが良い数値なのか悪い数値なのかは、業種や出稿キーワードの平均を知らなければ、判断できないということです。
業界ごとの平均CTR
調査会社が公表している、業界ごとの平均CTRは次のとおりです。
業界 | リスティング広告の平均クリック率 | (参考) GDNの平均クリック率 |
---|---|---|
アドボカシー | 4.41% | 0.59% |
オート | 4.00% | 0.60% |
企業向け | 2.41% | 0.46% |
消費者サービス | 2.41% | 0.51% |
デート・出会い系 | 6.05% | 0.72% |
電子商取引 | 2.69% | 0.51% |
教育 | 3.78% | 0.53% |
雇用サービス | 2.42% | 0.59% |
金融・保険 | 2.91% | 0.52% |
健康・医療 | 3.27% | 0.59% |
家庭用品 | 2.44% | 0.49% |
産業サービス | 2.61% | 0.50% |
法律 | 2.93% | 0.59% |
不動産 | 3.71% | 1.08% |
テクノロジー | 2.09% | 0.39% |
旅行・ホスピタリティ | 4.68% | 0.47% |
参考:Google Ads Benchmarks for YOUR Industry
このデータから、リスティング広告の平均クリック率は2%〜6%であることがわかります。業界によって基準は異なるため、自社の広告が適正な水準にあるかどうかを確認することが重要ですが、クリック率が2%を下回っている場合には、速やかに改善することをおすすめします。
また、すべてのジャンルにおいて、ディスプレイ広告よりリスティング広告のほうがクリック率が高いことがわかります。
指名キーワードの平均CTRは5%~10%
特定の商品名やブランド名などを検索する「指名キーワード」の場合、平均クリック率は5%~10%程度と、高めになる傾向があります。これは、指名キーワードを検索するユーザーは、すでにその商品やサービスに対して興味や関心を持っており、CTRが高くなりやすいためです。
とはいえ、「なぜ指名キーワードにリスティング広告を出稿する必要があるのか?」と疑問を持つ方もいるでしょう。実は指名キーワードは、自社だけが出稿できるものではありません。
たとえば、同じ業界に属するA社とB社が存在するとします。B社が「A社の商品名」に対してリスティング広告を出稿すれば、A社の商品に興味を持つユーザーを自社に引き寄せることも可能なのです。そのため、自社の見込み客を守るためにも、指名キーワードで広告を出稿する必要があります。
一般キーワードの平均CTRは2%~5%
特定のブランドや商品に直接関連しない「一般キーワード」の場合、平均クリック率は2%~5%程度です。クリック率が2%を下回る場合は、広告文やターゲティングを見直すなどの改善策を講じるべきでしょう。
クリック率を高めるメリット
クリック率を高めることで得られるメリットを細分化して考えると、次の3点が挙げられます。
- クリック単価(CPC)を抑えやすい
- コンバージョンが増えやすい
- 獲得単価(CPA)を抑えやすい
それぞれのメリットについて、詳しく見ていきましょう。
クリック単価(CPC)を抑えやすい
クリック率の改善は、クリック単価(CPC)の抑制につながります。
リスティング広告は広告が表示される枠が限られているため、配信枠を巡ってオークションが行われます。しかしオークションといっても、出稿単価が高い広告が表示されるのではなく、「広告ランク」が高い広告が表示されます。
広告ランクを左右する要素は次のとおりです。
- 上限クリック単価
- 広告の品質
- 広告表示オプション
この中でも、広告の品質が特に重要です。「広告がユーザーの検索意図にどれだけ一致しているか」や「ランディングページの利便性」などが評価されるほか、「推定クリック率」も重要な判定要因となります。
つまり、クリック率を高めることで、上限クリック単価を低く設定しても広告オークションで競り勝つ可能性が高まり、広告配信コストを削減できるのです。
コンバージョンが増えやすい
クリック率が高いほど、広告を通じて集客できるユーザー数が増加します。そのため、コンバージョン率が一定であれば、クリック率を向上させることで、コンバージョン数も比例して増える傾向があります。
さらに、クリック率の向上は、単なるアクセス数の増加以上の効果をもたらします。クリック率が高い広告は、興味関心の高いユーザーを効率的に集める傾向があり、その結果コンバージョン率も向上しやすくなるのです。
クリック率が向上すると同時にコンバージョン率も上昇するため、成果が劇的に増加する可能性もゼロではありません。
獲得単価(CPA)を抑えやすい
クリック率が向上することでクリック単価が低下し、コンバージョン数を増やすことができれば、結果として獲得単価(CPA)も抑えられます。これがクリック率を改善する最大のメリットだといえるでしょう。
CPA
Cost Per AcquisitionまたはCost per Actionの略で、1件のコンバージョンを獲得するためにかかった費用のこと。
たとえば、広告予算が1万円のケースで考えてみましょう。
- 広告表示回数:1万回
- クリック率:1%(クリック数100回|CPC100円)
- コンバージョン率:1%
- コンバージョン数:1件
- CPA:1万円
このクリック率を3%、コンバージョン率を2%に改善できたと仮定します。
- クリック数:300回(クリック率3%)
- CPC:約33.3円
- コンバージョン数:6件(コンバージョン率2%)
- CPA:約1,666円
クリック率とコンバージョン率を改善することで、CPAが劇的に低下することがわかります。
クリック率が低い理由
リスティング広告のクリック率が平均よりも低い場合は、以下のような原因が考えられます。
- 広告の掲載順位が低い
- 広告文が魅力的でない
- 広告文が検索意図とマッチしていない
- 競合が多すぎるキーワードに配信している
それぞれの原因について、詳しく見ていきましょう。
広告の掲載順位が低い
リスティング広告は複数の広告が同時に表示されます。当然ながら、検索結果画面の上位に表示される広告ほど目立ちやすく、クリック率も高くなるため、掲載順位が低い広告はクリック率が下がりやすい傾向にあります。
広告文が魅力的でない
広告が表示されても、競合の広告文と比べて魅力がなければ、クリックされる可能性は低くなります。たとえば、次のような広告文が表示された場合を考えてみましょう。
- 最短5分で自宅を査定!
- 無料で10社から査定結果が届く!
- いますぐ査定!
1番の広告文は「最短5分」という具体性があり、急いで査定結果を知りたいユーザーに響きやすく、2番は「無料」や「10社」という具体的な魅力が明確です。一方で、3番の「いますぐ査定!」は特別なメリットが伝わらないため、クリック率が低くなる可能性があります。
広告文が検索意図とマッチしていない

広告文がユーザーの検索意図に一致していない場合も、クリックされにくくなります。たとえば、「自宅 すぐに売りたい」というキーワードに対して、次の広告文が表示されたとします。
- 最短5分で自宅を査定!
- 無料で10社から査定結果が届く!
- いますぐ査定!
1番の広告文は検索意図に合致しているため、クリック率が高くなると考えられます。3番の広告文も情報は少ないものの、一定の関心は引けるでしょう。しかし、2番の「無料で10社から査定結果が届く!」は、「すぐに売りたい」という意図とズレがあるため、クリックされる可能性が低くなります。
同じ広告文であっても、ユーザーの検索意図とマッチしているかどうかによって、クリック率が大きく左右されるのです。
競合が多すぎるキーワードに配信している
競合が多いキーワードの場合、自社広告が埋もれやすく、クリック率も下がりやすくなります。
また、検索ボリュームが大きいキーワードは、キーワードに対するユーザーのニーズが多様なため、ニーズが一致しているユーザーにしかクリックされず、クリック率が低くなりやすい傾向にあります。
クリック率を改善するための具体的な施策10選
リスティング広告のクリック率を改善するための方法は、大きく以下の3つの観点に分けられます。
- 広告を見直す
- 配信対象を見直す
- 出稿キーワードを見直す
それぞれの観点から、具体的な10の施策をご紹介します。
広告を見直す |
1.掲載順位を向上させる |
2.検索意図に合わせた広告文にする |
|
3.広告文に行動を促すフレーズを追加する |
|
4.広告文でベネフィットが伝わるようにする |
|
5.Googleレスポンシブ検索広告を活用する |
|
6.アセット(広告表示オプション)を活用する |
|
配信対象を見直す |
7.ターゲット設定を見直す |
出稿キーワードを見直す |
8.マッチタイプを変更する |
9.ロングテールキーワードを追加する |
|
10.除外キーワードを設定する |
それぞれの施策について、詳しく見ていきましょう。
1.掲載順位を向上させる
自然検索結果で上位表示されるページほどクリックされやすいように、広告も上位に表示されるほどクリック率が向上します。そのため、クリック率を改善したい場合は、まず掲載順位を向上させることが重要です。
先述のとおり、掲載順位を左右する「広告ランク」は、次の要素で決まります。
- 上限クリック単価
- 広告の品質
- 広告表示オプション
もし予算に余裕がある場合は、上限クリック単価を引き上げることで広告ランクを改善し、掲載順位を向上させるとよいでしょう。クリック単価を上げるのが難しい場合は、広告の品質を見直す必要があります。
また、広告の内容を改善するだけでなく、ランディングページの利便性を向上させることで、広告ランクを高める効果も期待できます。
2.検索意図に合わせた広告文にする
広告文がユーザーの検索意図と一致していれば、クリック率が向上しやすくなります。この改善は広告の品質向上にもつながるため、最初に取り組むべき重要な施策のひとつです。
たとえば、「自宅 すぐに売りたい」という検索キーワードに対しては、「査定が早い」「売却手続きがスムーズ」など、ユーザーが求めているポイントを広告文に反映させると効果的です。一方で、「無料」や「選択肢が多い」などの情報は補助的な要素であるため、必ずしも広告文に含める必要はありません。
また、コンバージョン獲得を目指すためには、広告文とランディングページ(LP)の内容に一貫性を持たせることが重要です。たとえば、広告文で「査定が早いこと」を強調しているにもかかわらず、LPでは「無料」を全面に押し出している場合、ユーザーが違和感を覚え、離脱する可能性があります。
理想的な広告運用とは、検索キーワードと広告文、ランディングページが調和している状態です。この一貫性を保つことで、広告の品質が向上し、より高い効果が期待できます。
3.広告文に行動を促すフレーズを追加する

広告文に行動を促すフレーズを追加することは、クリック率を高めるうえで非常に効果的。ただし、検索意図から外れない範囲で行うことが重要です。行動を促すフレーズとしては、次のような具体例が挙げられます。
- 今すぐ○○!
- 本日まで
- クリックして
- 1分で○○
さらに、ユーザーの不安を軽減する以下のようなフレーズを盛り込むと、クリック率をより向上させられるでしょう。
- 送料無用
- 初回無料
- 初回限定○%オフ
- 無料トライアル
- 返金保証あり
このような「オファー」を広告文に含めることで、ユーザーが安心して広告をクリックしやすくなります。行動を具体的に促すフレーズを積極的に活用し、広告効果を最大化しましょう。
4.広告文でベネフィットが伝わるようにする
広告文に記載する内容は、メリットよりもベネフィットを重視することが大切です。メリットとベネフィットはどちらも「価値」を指しますが、それぞれ以下のような違いがあります。
- メリット:客観的な価値
- ベネフィット:主観的な価値
ベネフィットは、ユーザーにとっての具体的な「嬉しさ」や「安心感」を伝える要素であり、感情に訴える力が強いのが特徴です。以下に具体例を示します。
商品・サービス | メリットの例 | ベネフィットの例 |
---|---|---|
不動産査定サービス | 24時間いつでも査定可能 | 好きな時間に利用可能 |
モバイルバッテリー | 大容量バッテリーが搭載 | 1日中安心して使える |
電動工具 | 簡単な操作性 | 初めての方でも使える |
化粧品 | 天然成分配合 | 優しい使い心地 |
ベネフィットを記載することで、ユーザーの感情を刺激しやすくなるため、広告のクリック率向上が期待できるでしょう。
5.Googleレスポンシブ検索広告を活用する
Google広告には、ユーザーにとってより関連性の高いメッセージを表示できる「レスポンス検索広告」という機能が備わっています。この機能では、「広告見出し」や「説明文」を複数入力しておくことで、Googleがさまざまな組み合わせを自動的にテストし、最も効果的な組み合わせを学習して配信してくれます。
検索キーワードに応じて親和性の高い広告文を表示できるため、クリック率の向上が期待できます。ただし、必ずしもクリック率が改善されるとは限らず、意図しない組み合わせの広告文が表示される可能性もあることは覚えておきましょう。
レスポンシブ検索広告を活用する際は、見出しや説明文を慎重に設計し、想定外の内容が表示されないように工夫することが重要です。
6.アセット(広告表示オプション)を活用する
広告表示オプションとは、広告文に加えて「リンク」や「電話番号」などのアセットを追加表示できる機能のことです。この機能を活用することで、広告の視認性が向上するため、ユーザーの目を引きやすくなります。
さらに、広告表示オプションを適切に設定することで、広告ランクの改善も期待できます。その結果、クリック率が向上し、より多くのユーザーにリーチすることが可能になります。
7.ターゲット設定を見直す

検索キーワードをもとに広告を配信するリスティング広告ですが、これに加えて年齢や性別などのユーザー属性でターゲティングを行うことも可能です。
ターゲット属性から外れたユーザーに広告が表示されるとクリック率が低下しやすくなるため、配信対象を絞り込むことが重要です。特にターゲット属性が明確な場合は、設定を見直すことで広告効果を高められます。
たとえば、「女性向けの健康食品」を販売する際に、「ダイエット」「ダイエット食」などのキーワードで広告を出稿するケースを考えてみましょう。これらのキーワードは男性も検索する可能性がありますが、事前にターゲットを女性に限定することで、クリック率を効率よく向上させられます。
ターゲット設定を最適化することで、無駄な広告配信を抑え、より効率的なリスティング広告運用が実現します。
8.マッチタイプを変更する
リスティング広告では、「出稿キーワード」と「検索語句(クエリ)」がどの程度一致しているかによって、広告の表示を制御する「マッチタイプ」の設定があります。マッチタイプの種類とそれぞれの表示範囲は次のとおりです。
マッチタイプ | 表示対象 |
---|---|
完全一致 | キーワードとまったく同じ意味・意図の検索 |
フレーズ一致 | キーワードと同じ意味の内容を含む検索 |
インテントマッチ (旧 部分一致) | 指定したキーワードに関連する内容の検索 |
完全一致は、指定したキーワードとまったく同じ意味・意図を持つ検索に対して広告を表示します。表記ゆれや語順の違い、誤字脱字がある検索語句に対しても広告は表示されますが、最も表示対象が限定される設定です。
フレーズ一致は、キーワードと「同じ意味の内容」を含む検索に対して広告を表示する設定です。キーワードと検索語句の文言に差があったとしても、同じ意味として解釈できれば、広告が表示されます。また、検索キーワードよりも具体的な情報(クエリ)を追加した検索に対しても、広告を表示できます。
インテントマッチ(旧 部分一致)は、指定したキーワードに関連する検索全般に広告を表示します。キーワードそのものが含まれていない検索にも対応するため、最も広範囲に広告が配信される設定です。
たとえば、「一人旅 温泉」というキーワードで出稿した場合、表示される検索語句の例は次のとおりです。
完全一致 | フレーズ一致 | インテントマッチ(部分一致) |
---|---|---|
一人旅 温泉 ひとり旅 温泉 温泉 一人旅 | 一人旅 温泉 ひとり旅 温泉 温泉 一人旅 ひとり旅 温泉 おすすめ | 一人旅 温泉 ひとり旅 温泉 ひとり旅 温泉 おすすめ ○○駅から電車で行ける温泉 傷心旅行 ひとり旅 リフレッシュ旅行 おすすめ |
複数のマッチタイプを比較すると、広範囲のマッチタイプには、狭い範囲のマッチタイプで指定されるすべての検索キーワードが含まれます。たとえば、フレーズ一致を使用した場合、そのキーワードを完全一致で指定した検索語句もすべて含まれることになります。
つまり、インテントマッチを使用すれば、フレーズ一致・完全一致を使用しなくても幅広いユーザーにアプローチできます。

ただし、インテントマッチを使用した場合、ニーズが顕在化していないユーザーにも広告が表示される可能性があります。そのため、クリック率が低下している場合は、フレーズ一致や完全一致に変更し、ターゲットを絞り込む方法を検討するとよいでしょう。
とはいえ、検索キーワードの範囲を絞れば絞るほどCPC(クリック単価)は高騰しやすいため、注意が必要です。
9.ロングテールキーワードを追加する
複数のキーワードを組み合わせた検索語句は、「ロングテールキーワード」と呼ばれます。たとえば、「一人旅 温泉 長野県 日帰り おすすめ」のような具体的な検索語句がこれに該当します。
ロングテールキーワードは基本的に検索ボリュームが少ないため、広告を出稿している競合も少ない傾向にあります。また、一般的な検索語句と比較すると、ロングテールキーワードを使用するユーザーのニーズはより顕在化していることが特徴です。
たとえば「温泉 一人旅」という検索語句ではニーズがまだ漠然としている場合がある一方で、「一人旅 温泉 長野県 日帰り おすすめ」といった詳細な検索語句を使用するユーザーは、具体的な目的を持っていることが明確でしょう。
このように、ロングテールキーワードは競合が少ないことに加え、ユーザーのニーズが明確であるため、リスティング広告を出稿することで、クリック率を高める効果が期待できます。
10.除外キーワードを設定する
除外キーワードを設定することは、クリック率を向上させるための重要な施策のひとつです。この設定により、特定の語句を含む検索が表示対象から除外されるため、不要な広告表示を防げます。
たとえば、群馬県の温泉旅館が「温泉 一人旅」というキーワードで広告を出稿する場合、「有馬温泉」や「湯布院」などの他都道府県の検索語句を除外キーワードとして設定することで、ターゲットユーザーに絞った広告配信が可能になります。
実際の配信データを確認し、意図しない検索語句への表示回数があまりにも多い場合には、除外キーワードの設定を検討してみてください。
まとめ
リスティング広告はニーズが顕在化したユーザーにアプローチできるため、他の広告媒体と比べてクリック率が高くなりやすい傾向があります。しかし、広告文やターゲット設定、マッチタイプの選択に注意を払わなければ、クリック率が低下してしまう可能性も。
効果的なリスティング広告の運用を実現するためには、広告文の改善やターゲットの見直し、除外キーワードの設定など、さまざまな要素に対する定期的な調整が不可欠です。クリック率の改善は、CPC(クリック単価)の抑制やCPA(獲得単価)の最適化にも直結するため、定期的な調整とデータ分析を行い、効果的な運用を目指しましょう。
クリック率の低下に悩んでいる方は、ぜひリスティング広告運用の実績が豊富なアドマーケットにご相談ください。
アドマーケットは、「徹底したキーワード抽出」や「クリックへと導くテキストの作成」により、広告効果を最大化します。また、運用結果をもとに月1回の詳細なレポートと改善計画をご提案し、PDCAを効率よく回せるサポート体制を整えています。広告運用シミュレーションは無料ですので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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