Web広告
webここ最近、弊社で運用しているGoogleディスプレイ広告において、初動時に異常値ともとれる高すぎるクリック率が確認されるケースが複数発生しています。
同様の事態が発生している広告運用者の方のご参考になればと思い、確認できた原因・理由を共有いたします。
Googleディスプレイ広告において、高すぎるクリック率を確認
広告配信を開始して1日、初動時の運用状況の確認を行った際にディスプレイ広告としては高すぎるクリック率を確認しました。
一般的にクリック率が1%を超えればかなり高い部類に入るGoogleディスプレイ広告において、「8.16%」というクリック率は明らかに異常値であり、リスティング広告にも匹敵するクリック率となっています。
通常、広告のクリック率が高いことは喜ばしいことで、広告評価が高くなることでクリック率の低下、ひいては広告の費用対効果の向上が期待できる嬉しい状況なのですが、それも異常に高すぎるとなると嫌な予感がするものです。
原因を調査する
ウェブ広告の運用時にクリック率・クリック単価・コンバージョン率・コンバージョン単価等のパフォーマンス低下や意図しない異常な挙動が見られる場合には、とにかくデータを切り分けて調査を行います。
日別・年齢別・男女別・時間別・地域別・デバイス別・広告グループ別・広告別・オーディエンスセグメント別・プレースメント別等、切り分け方は沢山あります。全体ではなく、特定の箇所にだけ異常がある場合はこのように原因を切り分けてデータを細かく確認してゆくことで原因に近づくことが出来ます。
広告の配信先が原因
今回は調査の結果、「特定のモバイルアプリに広告配信がなされた場合にのみ異常にクリック率が高い」という結論が得られました。
2つのアプリが並んでいますが、同じアプリのandroid版とiOS版でした。この2つのプレースメントにおけるクリック率が異常に高く、ほとんどの全ての広告配信がこのアプリに向けて行われていました。
アプリの名称は伏せますが、多くの人が知っている有名なアプリでした。誤クリックを誘うような悪質な広告表示がなされているのか、確認した限りでは分かりませんでしたが、とりあえずこのアプリに配信された時以外は特に異常なクリック率は見受けられませんでした。
プレースメントの除外設定を
このように、特定のサイトやモバイルアプリに広告配信がなされた際に異常な数値が認められる場合には該当する広告配信先をプレースメントから除外しましょう。
除外したい広告配信先横のチェックボックスにチェックを入れ、「編集」から「広告グループから除外」もしくは「キャンペーンから除外」を選択するとプレースメントの除外が完了します。
まとめ
Google広告をはじめとするインターネット広告も最近では自動化が進んでおり、初めての方でも調べながら頑張って設定を進めると比較的容易に広告配信が出来るようになりつつあります。
ただ、いまだに落とし穴も多く、今回のような高すぎるクリック率などの異常を異常と察知出来ないまま意図しない広告運用を長く続けてしまうリスクが存在します。
「うちはうまく広告運用出来ているかな?」「現状で本当に最適な広告運用が出来ているのかな?」等、不安や疑問が御座いましたら、ウェブ広告の運用代行を承っている弊社、株式会社ジェー・ピー・シーのアドマーケットまでお気軽にご相談ください。
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