動画広告
videoweb広告の配信設定をする際に欠かせないものの一つで、配信効率(費用対効果)を大きく左右することもあるターゲティング設定。前回はターゲティングの重要性とその設定の基本であるユーザー属性の設定について触れました。【超重要】YouTube動画広告を効果的に配信するターゲティング設定の基本
今回はより細かく配信するユーザーを限定する為の設定項目、オーディエンス設定についてお伝えしたいと思います。早速、実際の設定項目を見てみましょう。
目次
YouTube動画広告でのユーザー属性の設定方法
前回のコラムでも「ユーザー属性」という設定項目をお見せしましたが、オーディエンス設定内にも同様の名称の項目があります。こちらではもっと詳細にユーザーの属性を指定することが出来ます。
子供の有無
- 子供あり(0~1歳の乳児)
- 子供あり(1~3歳の幼児)
- 子供あり(4~5歳の幼稚園児)
- 子供あり(6~12歳の小学生)
- 子供あり(13~17歳)
配偶者の有無
- 独身
- 交際中
- 既婚
教育
- 高校卒
- 学士号
- 大学院卒
- 現役の大学生
住宅所有有無
- 住宅所有
- 賃貸
設定出来る項目は上記の通りです。配信したいターゲットに合わせて、該当するチェックボックスにチェックを付けていくだけです。こちらの設定では、子供の有無だけでなくその子供の推定年齢も加味し、広告配信のターゲットに加えることが出来ます。
ユーザーの興味や関心、習慣の設定
どのような物事に興味関心のあるユーザーに広告を配信するか、ジャンル毎に設定することが出来ます。
アフィニティカテゴリ
- スポーツ、フィットネス
- テクノロジー
- ニュース、政治
- フード、ダイニング
- メディア、エンターテイメント
- ライフスタイル、趣味
- 乗り物、交通機関
- 家庭、園芸
- 旅行
- 美容、健康
- 買い物好き
- 銀行、金融
- カスタムアフィニティカテゴリ
各項目の配下にも更に細かい分類があり、ここだけで123項目のチェックボックスがあります。例えば、「スポーツ、フィットネス」カテゴリの中には更に「スポーツファン」という項目があり、その中に「ゴルフファン」「野球ファン」「サッカーファン」「ウォータースポーツファン」「ホッケーファン」「ボート、ヨットファン」・・・といった、各スポーツを個別にカバーする小項目があります。
基本的には、広告出稿する自社の商材が該当する項目にだけチェックを付ければ良いです。絞り込みすぎて、配信開始後に再生回数や表示数が伸びない場合には、少しずつ近い項目にもターゲティング設定を拡大してゆくと良いでしょう。
ユーザーが積極的に調べている情報や立てている計画の設定
ユーザーが”今”何を購入する傾向にあり、人生の中でどのような状況にあるのか。そういった情報もターゲティング項目として設定することが出来ます。
購買意欲の高いオーディエンス
- アパレル、アクセサリ
- ギフト、行事
- コンピュータ、周辺機器
- スポーツ、フィットネス
- ソフトウェア
- デートサービス
- ビジネスサービス
- 不動産
- 家庭、園芸
- 家電
- 幼児、子供向け製品
- 教育
- 旅行
- 美容商品、サービス
- 自転車、乗り物
- 通信
- 金融サービス
こちらもアフィニティカテゴリと同様、基本的には出稿予定の広告の商材に該当する項目にチェックを付ければOKです。非常に細かく細分化されており、設定項目は全部で382項目あります。ピンポイントで一点集中過ぎる配信設定をしてしまうと、対象になるユーザーが少なく、まともに配信されない可能性もあるので、少し広めに商品群・サービス郡を選択した方が良いでしょう。
ライフイベント
- マイホームの購入
- 大学卒
- 定年退職
- 引越し
- 新しいペット
- 結婚
- 自宅のリフォーム
- 起業
- 転職
自社の商材が具体的にどのような状況下にある人に購入・利用されるのかを考えて設定していきます。こちらも各項目の下に更に小項目があり、例えば「転職」の下には「最近転職した」「近々転職予定」という2項目があります。全部あわせると設定項目は29項目あります。
設定にあたり、弊社で運用した実例を一部お見せします。
【海外旅行の広告なら・・・】
マイホームを購入したばかりの人はその直後に大きな消費はしない可能性が高いから、配信対象からは外す。
【趣味のサークル・イベントの広告なら・・・】
定年退職直後の人は余暇時間が増え、新しい趣味に挑戦する傾向があるから配信対象に含める。
広告の商材と矛盾のないターゲットを考え、設定することが重要です。
ユーザーがお客様のビジネスを利用した方法の設定
Web広告上での用語を使用すると、「リマーケティング」の設定がここにあたります。Googleリスティング広告、ディスプレイ広告でリマーケティング設定を行う際と同様のフローで設定します。
リマーケティングの設定についてはこちら
リマーケティング広告の設定とフリークエンシーキャップについて
この設定では、自社のウェブサイトに一度訪れたことのあるユーザーに対して広告を配信することが出来ます。ウェブサイトに訪れたことがあるということは、過去に何かしらのきっかけで少しでも興味を持ったことがあるユーザーである可能性が高いので、広告の費用対効果が上昇することはもちろん、購買に繋がる可能性も高いので、可能であれば優先的に設定したい項目であると言えます。
まとめ
ターゲティング設定は項目が多く、その設定は実際にやってみると悩ましいものです。絞りすぎると可能性を限定してしまいますし、広く設定しすぎると無駄な配信を続けてしまいます。ターゲティング設定は配信効率を左右する影響力を持ちますが、もちろん、ターゲティング設定以外にも配信の費用対効果を左右する事項は沢山あります。実際の配信においてはターゲティングだけでなく、広告に関連する事項を総合的に見て適切な配信設定を見出していく必要があるので、自社で難しい場合は、実績のある運用代行をしている代理店に任せることもオススメです。
▶次回はプレースメント配信でターゲットにアプローチする方法を解説します。
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