SNS広告
snsInstagram広告を出稿してみたいけど、一般的なクリック単価がどれくらいなのかが分からず、二の足を踏んでいる方は多いのではないでしょうか?あるいは、すでにInstagram広告を出稿しているけど、自身の広告のクリック単価が一般的な水準よりも高いのか、もしくは低いのかが気になっている方も多いでしょう。
Instagram広告は他のSNS媒体と比較して、クリック単価の安い傾向にある媒体です。今回は当社の運用実績から導く考察も踏まえて、Instagram広告のクリック単価の相場についてご紹介していきます。
Instagram広告における『CPC(クリック単価)』の相場はどれくらい?
Instagram広告にはCPM(表示課金)、CPC(クリック課金)、CPI(インストール課金)、CPV(動画再生課金)の4つの課金方式があり、キャンペーンの目的によって課金方式が異なります。CPC(クリック課金)を選びたい場合、キャンペーンの目的は『トラフィック』『アプリインストール』『カタログ販売』に設定する必要があります。
本題のクリック単価(1クリックあたりの費用)の相場については、当社実績で以下のような分布になっています。
- 1~25円:13.8%
- 26~50円:20.7%
- 51~75円:17.2%
- 76~100円:17.2%
- 100~125円:10.3%
ご覧のとおり、クリック単価は125円までに収まるケースが全体の80%を占めます。とはいえ、Instagram広告への配信はオークション形式のため、クリック単価はターゲティングや競合他社の参入状況によって大きく変動します。
Instagram広告のクリック単価を抑える5つの方法
Instagram広告のクリック単価をできる限り抑えたい場合、以下の方法でパフォーマンスを改善できる場合が多くあります。
■ ターゲットは絞りすぎない
Instagram広告の配信において、ターゲットユーザーを明確にすることは非常に重要です。一方、ターゲティング設定時に絞りすぎてしまうと配信先となるユーザーの母数が十分に確保できず、返ってクリック単価が上昇してしまうことも多くあります。
Instagram広告ではターゲティング設定時に『潜在リーチ』を知ることができ、この値が『推定の表示回数』よりも多くなることが大前提と捉えましょう。
(例)
- 広告費予算:10万円
- 推定クリック単価:50円(仮)
- 推定クリック数:2,000回
- 推定表示回数:20万回(クリック率1%を想定した場合)
⇒ 潜在リーチ > 20万人
■ 「詳細ターゲット設定の拡大」をオンにする
Instagram広告の詳細ターゲット設定時、最後の項目に『詳細ターゲット設定の拡大』というものがあります。こちらにチェックを入れると、パフォーマンスを向上できそうな場合のみ、Instagramを運営するFacebook社の最適化AIがターゲットを拡大解釈して広告を配信します。
狙ったユーザー層以外のユーザーに広告が表示されるため躊躇してしまいがちですが、多くの場合クリック単価の低減に繋がるため、できる限りオンにしておきましょう。
■ プレースメント(配置)は理由がない限り「自動配置」に設定
広告のプレースメント(配置)は、特に理由がなければ「手動配置」よりも「自動配置」にすることをオススメします。
自動配置に設定すると、もっともパフォーマンスが高くなる配置をFacebookの最適化AIが予測し、クリック単価の抑えられたプレースメントで効率よく予算消化してくれます。
■ クリエイティブを最低でも2ヶ月に1回変える
長期的に広告を配信する場合、クリエイティブは最低でも2ヶ月に1回は変えたいところです。
同じクリエイティブを使って長く配信していると、広告に対するエンゲージメント(いいねやコメント、保存などのアクション)は徐々に低下します。広告のエンゲージメント率が下がると、クリック単価は多くのケースで上昇します。
クリック単価上昇の兆候が現れ始めたら、クリエイティブの変え時。新しいデザインのバナーに変更したり、カルーセル広告やストーリーズ広告など新しいフォーマットを取り入れるなどして、ユーザーからのエンゲージメントを回復させましょう。
■ リターゲティング/類似オーディエンスも活用
興味・関心の高いユーザー層へ広告を配信すると、必然的にクリック率やエンゲージメントは高まります。そして、こうしたユーザー層へもっともリーチしやすいターゲティング方法が『リターゲティング』と『類似オーディエンス』です。
『リターゲティング』では、自社サイトに訪問したことのあるユーザー(=関心の高いユーザー)に対して再度広告を表示することができます。また、所有しているリターゲティングユーザーリストの『類似オーディエンス』を作成することで、自社サイトを訪れたユーザー層と多くの共通項を持つ『類似ユーザー』に対して広告を表示することが可能です。
このように、興味・関心の高いと判断されるユーザー層へリーチすることで、エンゲージメントを稼ぎながらクリック単価を抑えることができます。
まとめ
今回はInstagram広告の一般的なクリック単価と、その抑え方についてご紹介しました。クリック単価は一概に「どれくらい」と言うことはできず、狙うターゲット層や競合他社の入札状況によって大きく変動します。
まずは小さな予算から広告を出稿し、成果を確かめてから予算を増額していくことが重要です。
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