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2022.06.09

クッキーレス時代がやってくる!Web担当者は知っておきたいクッキーレス対策3選

クッキーレス時代がやってくる!Web担当者は知っておきたいクッキーレス対策3選

最近Webマーケティングに携わる方なら耳にすることも多くなってきた『クッキーレス』という言葉。これまでのWeb広告の常識を大きく改変することになる新たな規制です。

しかし、具体的に何が規制されるのか、これまでとどう変わるのか、分かっていない方も多いのではないでしょうか。
前回はクッキーレス時代から生じる影響について解説しましたが、今回は主にクッキーレス時代に取り組むべき、クッキーレス対策を3つ紹介します。

▼クッキーレス時代がもたらすWeb広告の変化についてはこちらをご覧ください。
【リマケ・リタゲの危機!?】クッキーレス時代がWeb広告にもたらす変化とは?【クッキーレス Vol.1】

 

すでに始まっている!?『クッキーレス時代』には何が起こる?

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■「クッキー/Cookie」とは


クッキーとは、ウェブブラウザに蓄積されている「ユーザーの行動データ」のことです。ユーザーがブラウザを利用して検索を行ったときに、どのサイトに、いつ、何回アクセスしたかなどのデータが一時的にクッキーとして保存されます。このデータは様々な形でWeb広告に利用されています。

■クッキーレスの動向


近年、ユーザーの個人情報保護の観点から、クッキーの利用規制がかかる動きが始まりました。Appleが開発するブラウザSafariは2018年からすでに規制を強化し始めており、ついにWebブラウザで最大シェアのGoogle Chromeも2023年6月終了と共にクッキー利用規制機能を搭載することを発表しました。
ただしここで注意いただきたいのは、全てのクッキーに規制がかかるわけではないということです。
クッキーには主に「ファーストパーティクッキー」と「サイドパーティクッキー」の2種類があり、今回主な規制対象となるのは「サードパーティクッキー」です。

 

 

サードパーティクッキー規制がもたらすWeb広告への影響

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■リマーケティングへの影響


サードパーティクッキーが規制されることで、今までのようにユーザーのWeb上での行動を把握することができなくなります。そのため、一度サイトに訪れたことのあるユーザーをターゲットに広告を配信する、リマーケティングが出来なくなる可能性があります。

■興味・関心カテゴリ等でのターゲティングへの影響


サードパーティクッキーが規制されることで、ユーザーの行動把握ができなくなり、ユーザーの興味・関心特定の精度が落ちることが予想されます。そのため、Google広告等のWeb広告にて行っていた、特定のカテゴリーに興味・関心のあるユーザーに向けた広告配信ができなくなる可能性があります。

■Web広告の費用対効果への影響


サードパーティクッキーが規制されることで、ユーザーのWeb上での行動を把握できなくなり、高いコンバージョンが期待できたリマーケティングや、特定の興味・関心を持つユーザーに広告を配信することができなくなる可能性があります。その結果、ターゲティングの精度が落ち、Web広告の費用対効果が低下することが予想されます。

 

クッキーレス時代に今すぐ備えよう!新・Web集客施策3STEP

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■1コンテキスト広告に切り替え <広告を掲載する“場所”に着目すべし>


これまでは、Web上でのユーザー行動データに基づき、興味関心・趣味嗜好を特定し、広告のターゲティングに活用してきました。クッキーレス後は、広告を掲載する“場所”に着目した広告配信が重要となります。自社商品やサービスに興味を持ちそうな人が見ているWebページに広告を配信すれば、これまで通り特定のコンテンツに興味関心のあるユーザーをターゲットにすることができます。

▼詳しくはこちら
【重要】クッキーレス対策で取り入れたいコンテキスト広告(コンテクスチュアル広告)【クッキーレスVol.3】

 

対応可能媒体:Googleディスプレイ広告、Yahoo!ディスプレイ広告

■2顧客リストを利用した広告配信へ <リマーケティングの代替手法>

これまでは見込み顧客へのアプローチとして、ユーザーのクッキー情報を利用したリマーケティング広告が多く活用されてきました。クッキーレスによりリマーケティング広告が活用できなくなる前に、自社保有の顧客情報を活用したターゲティング手法にシフトしましょう。収集した顧客情報から顧客リストを作成しGoogle、facebook等の広告媒体にアップロードすれば、顧客リストに登録されているユーザーに広告を配信することができます。

▼詳しくはこちら
【必見】クッキーレス時代に備えたリマーケティングの代替手法【クッキーレス Vol.4】

 

 

 

さらに、顧客リストをベースに“類似ユーザー”もターゲットに含めることで、御社の商品・サービスに興味を持つ可能性の高いユーザー郡に対して広告配信を行うことも可能です。

 

対応可能媒体:Googleディスプレイ広告、Yahoo!ディスプレイ広告、facebook広告、Instagram広告、Twitter広告、LINE広告

■3顧客データ収集の“仕組みづくり” <顧客データを蓄積し顧客リストを拡大>


顧客情報の継続的な収集に注力し、顧客リストを拡大してマーケティングへ活用しましょう。そのために、自社サイト上に顧客情報を収集できるコンテンツを用意し『クッキーに頼らない』顧客情報収集の仕組みを構築しましょう。顧客データを効率的に増やすためは、「登録してでも見たい」と思ってもらえるような自社の強みを活かしたコンテンツを用意することがポイントです。

例として
■会員限定コンテンツ
■資料ダウンロードページ
■Webセミナーなどが挙げられます。

▼詳しくはこちら
これでクッキーレス対策も万全!リード獲得を促進して広告に活用しよう【クッキーレス Vol.5】

 

 

 

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まとめ

当記事では、クッキーレスについての基礎知識と、クッキーレス対応の例をご紹介しました。
Googleがサードパーティクッキーの利用を2023年6月をもって規制すると定めたことにより、クッキーレスの流れがWeb業界全体に広がることは避けられないと考えます。
クッキーレス時代に取り残されないよう、ファーストパーティデータを軸にした新しいマーケティング手法に舵を切っていくことが、今後のマーケティング競争を勝ち抜くカギとなりそうです。次回以降、今回紹介した3つのSTEPを1つずつ解説していきます。

 

 

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