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other2023年6月をもってサードパーティクッキーの使用が規制され、クッキーレス時代が到来します。これにより、今までの広告運用に大きな変化をもたらすことが予想され、早急な対策が必要になります。
しかし、「クッキーレスって聞いたことはあるけれど、何が起こるか分からない・・・。」「クッキーレス時代はいつから始まって、何をしていいのか分からない・・・。」そう感じる担当者様は多いのではないでしょうか。
ここでは、クッキーレス時代がもたらすWeb広告への影響について説明していきます。
クッキーレスとは何?
クッキーレスとは、個人情報保護の観点から、webサイトの閲覧履歴を保存するクッキー(cookie)による情報の取得が規制される動きのことです。2023年6月をもってサードパーティクッキーの利用が規制され、chromeなど様々なブラウザで開始される予定です。
また、クッキー(cookie)とは、Webサイトを閲覧したときに、ユーザーが訪れたサイトや、入力情報、利用環境の情報が記録されたデータ片のことで、主にファーストパーティクッキー(1st party cookie)と、サードパーティクッキー(3rd party cookie)の2種類に分かれます。
ファーストパーティクッキー(1st party cookie)とは訪問先のWebサイトから直接発行されるクッキーで、来訪したユーザーの入力情報や、利用環境を記憶する事ができ、訪問先のサイト内でしか機能しません。
オンラインショップなどで買い物かごに商品を入れたままログアウトし、しばらくして再びログインすると買い物かごに商品が入ったままになっているという経験をしたことがあると思います。これはファーストパーティクッキーの機能によるもので、ユーザーの利便性向上等に役立ちます。
サードパーティクッキー(3rd party cookie)とは、第三者のドメインから発行されるクッキーで、ユーザーのWeb上での行動をドメインを跨いで追跡することができます。
サードパーティクッキーはこれまで一度Webサイトに訪れたユーザーを追跡し、ユーザーが見ている別のサイトやSNSにも広告を配信するリマーケティング・リターゲティングに活用されるクッキーです。間近に迫るクッキーレス時代に、主な規制の対象となるのが、このサードパーティクッキーです。
web広告への影響とこれからの広告配信
サードパーティクッキーの利用規制により、今後、webサイトに訪れたユーザーのトラッキングができなくなり、リマーケティング・リターゲティングができなくなる可能性があります。
また、ユーザーの興味関心の特定が難しくなるため、特定のコンテンツに興味関心を持つユーザーに集中的に広告を配信したりすることができなくなる可能性があります。それに付随し、これら高いコンバージョンが期待できた広告が配信できなくなることで、広告の費用対効果が低下することが予想されます。
以上のように、サードパーティクッキーの規制後は、リマケ・リタゲ等これまで高いコンバージョンを期待できた広告の配信が難しくなります。これからは、ファーストパーティクッキーを利用し、自社サイトに来訪した顧客のデータをいかに活用するかがweb広告運用の鍵になってきます。
次回以降、その具体策として、コンテキスト広告(コンテクスチュアル広告)への切り替え、既に自社と接点を持つユーザーの顧客データを利用した広告配信、顧客データ拡大のための仕組み作り、以上3つのWeb広告施策について説明していきます。
▼クッキーレス対応策3STEPの概要はこちらをご覧ください。
クッキーレス時代がやってくる!Web担当者は知っておきたいクッキーレス対策3選【クッキーレス Vol.2】
まとめ
本稿ではクッキーレスとは何か、また、そこから生じるWeb広告への影響について述べましたが、高いコンバージョンを見込めるリマーケティング・リターゲティング等が使えなくなることで、広告効果の低下を心配する担当者様は多いことと思います。
しかし、クッキーレス時代に対応した適切な広告配信を行えば、これまでと変わらない、あるいは、それ以上の成果を得ることも可能です。時代に遅れを取ることなく、これまでと変わらない、あるいはそれ以上の広告効果を実現していきましょう。
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