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2021.05.24

全7種類!Googleディスプレイ広告のターゲティング方法を徹底解説

全7種類!Googleディスプレイ広告のターゲティング方法を徹底解説

「ディスプレイ広告ではどんなターゲティングができるんだろう・・・」「自社の商材に合ったターゲティングはできるだろうか?」
ディスプレイ広告の運用を検討している多くの方が、こうした疑問を持っていることでしょう。

今回は、Googleディスプレイ広告で実際にどのようなターゲティングができるのかを詳しく解説していきます。

ディスプレイ広告で設定できるターゲティングの種類とは?

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Googleディスプレイ広告を運用する上でまず検討するべきは、自社の商品を「どこの」「誰に」見てもらいたいかという点です。
ディスプレイ広告のターゲティングでは、以下の項目を設定することが可能です。
20210524_img02.JPG各設定内容でどのような内容の設定が可能なのか、順を追ってご紹介します。

ターゲティング項目① ユーザー属性
ユーザー属性では、ユーザーのデモグラフィック(人口統計学属性)の詳細を設定していきます。設定できる内容は以下のとおりです。

  • 年齢
  • 性別
  • 世帯年収

これらのほか、オーディエンス設定からさらに詳細なユーザー属性の設定が可能です。

  • 子供の有無(0~1歳の乳児 / 1~3歳の幼児 / 4~5歳の幼稚園児 / 6~12歳の小学生 / 13~17歳)
  • 配偶者の有無(独身 / 交際中 / 既婚)
  • 教育(高校卒 / 学士号 / 大学院卒 / 現役の大学生)
  • 住宅所有状況(住宅所有 / 賃貸)
  • 就業状況

ターゲティング項目② カスタムオーディエンス
カスタムオーディエンスでは、自社の商品に興味・関心を持つターゲットが「検索しそうなキーワード」「訪れそうなウェブサイト」などを設定します。これらを設定することで、入力した内容に関連する商品やサービスに対して関心を持つ可能性が高いユーザー、あるいは購買意向の高いユーザーに広告が表示することができます。設定できる内容は以下のとおりです。

  • ターゲットが興味・関心や購入意向を持ちそうなトピック
  • ターゲットがGoogleで検索しそうなキーワード
  • ターゲットが訪れそうなウェブサイト
  • ターゲットが使用していそうなアプリ
  • ターゲットが訪れそうな場所

「カスタムオーディエンス」は、比較的新しく実装されたターゲティング手法です。以前はより精密なターゲティングを行うため、以下2つの項目をキャンペーンの目的に応じて設定する必要がありました。

  • ユーザーが恒常的に興味・関心を示すトピック「アフィニティ」
  • ユーザーが現段階で購入意向を示しているトピック「インテント(購買意向高)」

しかし、新しく登場したカスタムオーディエンスでは、入力した内容から抽出されたオーディエンスがキャンペーンの目的に合わせて自動的に最適化されます。例えば、キャンペーンの目的が「認知拡大」であれば入力した内容に関心を持つ可能性が高いユーザーへ、「コンバージョン重視」であれば入力した内容に対して購入意向を示しているユーザーへ広告が配信されます。
※すでに「アフィニティ」「インテント」を使ってオーディエンス設定している場合、自動的に「カスタムオーディエンス」へと移行されます。

ターゲティング項目③ ライフイベント
ライフイベントでは、以下のような「人生の大きな節目」を迎えているユーザーに対して行うターゲティング手法です。

  • マイホームの購入
  • 大学卒
  • 定年退職
  • 引越し
  • 結婚
  • 起業
  • 転職

上記のようなライフイベントはまれにしか起こらないため、興味・関心でのターゲティングと比べると、アプローチできるユーザーの母数が少なくなります。しかし、重要なライフイベントを迎える際にはさまざまな購買決定が行われるケースも多いため、こうしたライフイベントに準じた商材にとって強力なターゲティング手段の1つと言えます。

ターゲティング項目④ リマーケティング
リマーケティングでは、自社のウェブサイトに一度訪れたことのあるユーザーに対して広告を配信することができます。すでに自社の商品やサービスに興味を持っている可能性が高く、もっとも強力なターゲティング手法となります。自社ウェブサイトのトップページを訪れたユーザーだけでなく、商品ページやカートを訪問したユーザーをターゲティングしたり、「サイト訪問後3日以内」など期間を設定することも可能です。

ターゲティング項目⑤ 類似ユーザー
類似ユーザーとは、ウェブサイトに訪問した(あるいは商品を購入した)ユーザーと共通する特徴を持ったユーザーへターゲティングする手法です。リマーケティングリストやコンバージョン済みリストから簡単に作成することができ、成果につながる可能性の高いユーザーへ効率的にアプローチできます。一般的に、「トップページを訪れたユーザー」の類似ユーザーよりも「詳細ページを訪れたユーザー」の類似ユーザーの方が見込みは高くなります。そして、もっとも有望なターゲットが「コンバージョン済みユーザー」の類似ユーザーとなります。ただし、リストに追加されているユーザー数が100以上なければ類似ユーザー機能を利用することはできません。

ターゲティング項目⑥ プレースメント
プレースメントでは、広告を配信したい場所(ウェブサイトやモバイルアプリ、動画など)を指定することができるターゲティング手法です。プレースメントには「手動プレースメント」と「自動プレースメント」の2種類があります。

  • 手動プレースメント:特定のウェブサイトやアプリ、動画などを指定して広告を配信する
  • 自動プレースメント:「トピック」や「キーワード」を設定することで、Googleが関連性の高い掲載場所を自動的にピックアップしてくれる

手動プレースメント・自動プレースメントのメリット・デメリットは以下のとおりです。

20210524_img03.JPGなお、自動プレースメントで配信を行っていても、後から「成果に繋がらないプレースメントの除外」また「成果の高いプレースメントだけ残す」といった設定を手動で行うこともできます。大きな理由がない限り、初めのうちは配信先を限定しすぎず、各プレースメントでの成果状況を見ながら調整していくと効果的です。

ターゲティング項目⑦ そのほかのターゲティング設定(地域/デバイス/曜日・時間帯)
最後に、Googleディスプレイ広告では配信先の地域やデバイス、広告のスケジュールなどを詳細に設定することができます。それぞれの項目で設定できる内容は以下のとおりです。

20210524_img04.JPG上記の項目は、それぞれ入札単価調整を行うことが可能です。成果の高い時間帯や地域の入札単価を引き上げる、あるいは成果の乏しいデバイスへの入札単価を引き下げるなどして、成果の状況を見ながら調整を加えていくことをオススメします。

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まとめ

いかがだったでしょうか?Googleディスプレイ広告では自社の商品に合った人(オーディエンス)や場所(コンテンツ)を指定してターゲティングを行うことが可能です。ターゲティングの設定をした後はそのままにせず、各項目の成果状況を見ながら除外設定や入札単価調整を行うことでより効果的な運用を目指しましょう。

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