Web広告
webリスティング広告、運用のコツシリーズの第二弾です。前回は品質スコアについて解説させていただきましたが、今回は広告グループの分け方についてです。
リスティング広告の広告グループを作成する際、一つのグループに膨大なキーワードを詰め込んでいませんか?
広告グループの設定は品質スコアにも大きく影響してきますので、ここで設定のコツを確認しておきましょう。
広告グループの構成要素
リスティング広告の広告グループに設定できる項目は大きく分けて「キーワード」「広告」「飛び先URL」の3要素になります。前回、解説したようにキーワードと広告文、ランディングページ内のテキストの関連度によって品質スコアが変動し、広告の掲載結果に影響を及ぼします。つまり、宣伝したい商材や、狙いたいターゲット層が複数に分かれる場合は広告グループを分けてあげる必要があるのです。
商材ごとに広告グループを分ける
一つの広告グループに複数の商品に関するキーワードを設定されているキャンペーンをよく見ますが、この設定は適切とは言えません。例えば、電化製品に関する会社のキャンペーンを作成する際に、商材が「カメラ」「テレビ」「パソコン」の3つがある場合は、それぞれで広告グループを作成し、「キーワード」「広告」「飛び先URL」も分けてあげるのがおすすめです。広告グループごとに品質スコアの確認や単価調整ができますので、パフォーマンスの管理もしやすくなるでしょう。
ターゲットごとに広告グループを分ける
商材ごとに広告グループを分けるように、ターゲットごとに広告グループを分けてあげる方法もあります。例えば、一つの商材に対して20代の学生と30代の主婦というターゲットが存在した場合、検索時に使用されるワードが異なる場合は広告グループを分けてあげる必要があります。また、広告文も各ターゲットに合ったものにしてあげる必要がありますので、この点においても広告グループの分離は必要になります。
反対に、対象となるターゲットが複数存在していても、検索時に使用されるワードや広告文が同じものになる場合は、一つの広告グループにまとめた方が適切です。広告グループを分けようとするあまり、無意味なグループができてしまうことがありますが、これは管理する上でも無駄な労力を発生させてしまいますので、まとめられる部分はまとめてしまう!という意識も持っておいて下さい。
まとめ
今回は広告グループを分ける意味と方法について解説しましたが、比較的イメージしやすい内容だったのではないでしょうか。広告グループの分け方はマーケティングの基本的な考え方にリンクしています。ある商品を売りたいと思った時に、商材ごとやターゲットごとにやり方を変えてあげるのは普通のことですよね。そのため、キャンペーン全体の方向性がはっきりしていれば広告グループを設定するのは難しいものではありません。しっかりと上記ノウハウを理解し、効率の良い運用を目指しましょう。
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