動画広告
video今回はWEB広告で欠かせないターゲティング手法である「リマーケティング」について紹介します。
目次
過去にエンゲージメントが発生しているユーザーに再アプローチ
「リマーケティング」とは、LPなどサイトを訪れたユーザーに対し繰り返し広告配信するターゲティング手法となります。過去にLPを訪問した経験のあるユーザーは、商材やサービスに興味を持っている可能性が高く、繰り返し広告を見せることでブランドの認知度の向上、また購入などの次のアクションを促す効果が期待できます。LP以外にもYouTube動画やYouTubeチャンネルを視聴したユーザーを対象に広告を表示することもできます。
なお、YouTube動画広告(Google広告)ではリマーケティングと呼ばれますが、他のSNS広告などでは「リターゲティング」という名称になります。どちらも内容は同じですが、ぜひ押さえておきましょう。
リマーケティングの活用方法①サイト訪問日を複数に分けて登録設定
ここからはリマーケティングの活用方法を2つ紹介します。まず一つ目に、LPやサイトを訪れた期間を複数に分けてリスト作成する方法です。例えば、「LPを訪れた人」を7日間や、30日間、90日間など分けて設定しましょう(リストの有効期間は最大540日まで調整可能)。このように分けて登録することで、〇日間に絞った設定のパフォーマンスが良かった等、各配信結果を細かく確認することができ、配信の効率性を高めることができます。
リマーケティングの活用方法②サイト訪問×動画広告視聴による組み合わせ
二つ目の活用方法は、LPを訪れたユーザーリストを単に作るのではなく、「サイトを訪問したが、該当の動画広告を視聴したことがない人」というリストを作ることです。サイトの訪問有効期限を長めに設定し、以前サイトを見てくれた顕在層に動画広告を配信し思い出してもらうことを狙います。これは「リストの組み合わせ」というオーディエンスリストを作ることで実施が可能です。予め「ウェブサイトを訪れたユーザー」でLPを、「YouTubeユーザー」で該当のチャンネルを設定し作成します。
それぞれのリストを作成後、これら二つのリストをもとに組み合わせリストを作成しましょう。上図のように、「動画広告視聴」の方はプルダウンを「選択したオーディエンス以外」にし、視聴したことがないユーザーとして設定を組みます。
リマーケティングの仕組み
リマーケティングの仕組みは、cookieというシステムにあります。cookieとはサイトを訪問したユーザーのデータを一時的に保存しておく機能のことです。例えば、一度ログインしたサイトに少ししてから入ると再びログイン情報を入力しないでも済む、ショッピングサイトで商品をカートに入れてしばらく別のページを閲覧してもその情報が残っているなど、WEBサイトを快適に見られるのはcookieのおかげです。
Googleも広告の配信やコンバージョンのトラッキングにcookieを使用しています。例えば、サイトに訪問し閲覧した商品を別サイトに遷移した後に広告として表示させることができるため、サイトへの再訪問・購入に繋げることが可能です。このように、cookieはマーケティング解析にも大いに使われていることが分かります。
Googleは2022年までにChromeブラウザでサードパーティcookieを廃止、また個々のユーザーのウェブ閲覧行動を追跡する技術の採用を取りやめると発表しました。広告配信に影響が出るのではないかと思っている方もいるのではないでしょうか?しかし廃止と発表された対象は「サードパーティcookie」となり、ここがポイントです。
最初に、ファーストパーティCookieとサードパーティCookieの両者の違いについて弊社のJPCサイト(https://www.jpc-ltd.co.jp/)を例に説明します。
あるユーザーがJPCのサイトを訪問したとします。ここで発行しているcookieはファーストパーティcookieと呼ばれます。ファーストパーティcookieはユーザーが意図的に、また自身にも分かる形で訪問しているサイトが発行するcookieということになります。このcookieはドメインをまたいだ使用はできません。
一方、JPCのサイト以外で発行している、または送信するcookieはサードパーティcookieと呼ばれます。JPCのサイト内に広告を配信し、広告がcookieを付与した場合はサードパーティcookieとなります。サードパーティcookieは複数のサイトを横断的に管理し、ユーザーを識別することでコンバージョン獲得に大きく貢献しています。
今回のサードパーティcookie廃止によるリマーケティングの影響はあるか?Google担当者に問い合わせたところ、Chromeについては明確な記載がないですが、YouTubeでのリマーケティングを活用したターゲティングは今後も引き続き設定できるとのことでした。具体的なメニューは周知されていない状況ですが、Google広告としてはできる限り広告機能の影響がないように対応を進めている模様で、Google担当者曰く属性やカテゴリ、キーワードターゲティング等についてはほとんど影響ないと考えられるとのことです。今後改めて公式ヘルプページにてアナウンスがある予定ですので、弊社としてもまた新しい情報を得ることができれば、こちらに追記していきます。
まとめ
今回は「リマーケティング」について取り上げました。リマーケティングはディスプレイ広告と同様、YouTubeでも活用できるターゲティングになります。「組み合わせリスト」についても自由に作成し、パフォーマンスの改善に役立ててみましょう。
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