本当に「伝えたい人」に配信する。
2015年12月22日
<ごあいさつ>
こんにちは、研究員第2号のちゃげです。
はやくも12月。お仕事に、年末のおつきあいに、お家のお仕事に、忙しくなってくる時期かと思います。みなさまいかがお過ごしでしょうか?
研究所がある京都の冬は朝晩の冷え込みが厳しいと言われ、この時期になると寒さに苦しむちゃげですが、今年は過ごしやすい日々が続いてほっとしています。
さて、前回このブログでは、季節やイベントにリンクさせた広告についてお伝えいたしました。
その後、研究所のある京都だけでなく大阪・東京など多方面から、アドワーズ運用に関するお問合せや、「今度○○の時期に△△というキャンペーンをするのですが、うまくプロモーションできますか?」などのご相談をいただいております。本当にありがとうございます!
アドワーズやユニバーサルアナリティクスは、新しい機能や情報等が常に発信されていて、変化の激しい分野です。新たな情報をしっかりみなさまに発信できたらと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
では今日も早速、Google AdWordsに関するお話をさせていただきます。
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<効果的な広告配信のために>
アドワーズだけでなく広告全般におけることですが、「ターゲット」にあわせて、時期や季節を意識した広告展開を行ったり、広告配信時間や場所を工夫したりすることは必要不可欠ですよね。
どんなによい広告ビジュアルやコピーを制作しても、それを広める場所や時間などをうまくコントロールできなければ、伝えたい相手に伝えられないことがあります。
そこで大切になるのが、「商品を購入してくれそうな人」を具体的にイメージすること。
ユーザー像を、氏名や年齢、性別、職業、年収から、ライフスタイルや価値観までこまかく作り上げることもあり、これは「ペルソナの構築」などとも言われます。
なんだか難しそうに聞こえますが、とにかく「伝えたい人」「買ってほしい、見てほしい人」は誰なのかをはっきりさせることです。これをはっきりさせることで、よりユーザーに「響く」広告展開が可能になります。
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では、例を挙げて考えてみましょう。
(例)オーガニック化粧水の新商品プロモーションの場合
①まずは製品を知る
まずはプロモーション対象となる製品の情報を整理します。
製品:天然素材を使った
化粧水価格:5,000円程度
ポイント:石油由来の成分や、ケミカルな防腐剤を使用せず、天然成分を配合した化粧水。肌にやさしいこと、環境にも配慮していることがポイント。
②買ってくれそうな人をイメージする
では次に、「商品を購入してくれそうな人」はどんな人なのか、とにかくたくさんイメージしていきます。そしてそのイメージを、ざっくりとグループに分けてみます。
これを行ったものが、下記になります。
○化粧水の機能に対するもの
・体にやさしいものにこだわる人
・敏感肌であり、肌へのやさしさを追求する人
・ニキビなど具体的な悩みがある人
○ライフスタイルに関するもの
・「アロマ」や「エコ」、「ロハス」に興味がある人
・毎日をていねいに暮らしたいという目標がある人
○価値観
・地球へのやさしさにこだわる人
・なんとなくオシャレなものを使いたい人
・雑誌やブログでおしゃれに紹介されている商品が気になる
○その他
・子供がおり、子供の肌に触れるかもしれないものにはこだわりたいという人
・いわゆる「プチプラ」ではないため、20代後半から30代の収入が安定した層
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ここまで考えていくだけでも、なんとなくユーザーとなりそうな人のイメージが具体化しませんか?
このユーザー像をもとに、アドワーズ広告を配信する場合の設定を考えていくと・・・
●配信する場所
敏感肌のお悩みを取り上げたサイトや、ていねいに暮らすことやオーガニックなどをキーワードとしたライフスタイル提案サイト、アロマや手作りの化粧品に関する情報サイトなど
●配信する時間
仕事や家事が終わってゆっくりとネットサーフィンができる時間 など・・・
このように、具体的な配信案を立てることができます。
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<おわりに>
今回はここまでとなります。
また次回も、アドワーズや広告に関するちょっと気になる話をお届けできればと思います!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!