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ユニバーサルアナリティクスー第2回「ユニバーサルアナリティクス移行前に知っておきたい3つの特徴」

2015年8月 5日

<ごあいさつ>

こんにちは!前回に引き続き、はらちゃんです。
世間は夏休みに突入していますね。
宿題に追われる日々が懐かしいです...。
そんなことはおいておいて...。

今回もGoogle Analyticsのお話です。
前回に引き継ぎ「ユニバーサルアナリティクス」について徹底解説していきたいと思います!
全4回連載の第2回目です!よろしくお願いします。


<本編>

さて、本編です。
前回、ユニバーサルアナリティクスについての連載第1回として、「ユニバーサルアナリティクスとは?移行しているか確認する方法」をご紹介致しました。ユニバーサルアナリティクスとはどういうものか、従来のバージョンから移行されているか確認する方法を解説させていただきました。
「どうだったかな...?」という方はもう1度チェックしてみてください!

今回は第2回「ユニバーサルアナリティクス移行前に知っておきたい3つの特徴」です。
ユニバーサルアナリティクスに移行したらどんなメリットがあるのか、どんな機能が追加されたのか、特徴を3つご紹介致します。

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ユニバーサルアナリティクスについて連載4回の内容は以下になります。

第1回「ユニバーサルアナリティクスとは?移行しているか確認する方法」

第2回「ユニバーサルアナリティクス移行前に知っておきたい3つの特徴」◀今回

第3回「ユニバーサルアナリティクス移行前に知っておきたい3つの注意点」

第4回「ユニバーサルアナリティクスへの移行手順とその方法」

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■特徴1:異なるデバイスでのアクセスを同一ユーザーとして分析出来る

従来のアナリティクスは、同じユーザーがPCやスマートフォンを利用してアクセスしたり、別ブラウザからサイトにアクセスした場合、別のユーザーとしてカウントされていました。

例えば、
15072901.png

これらは同一ユーザーの行動としては計測されず、別々の3ユーザーとして計測されます。

最近では、1人のユーザーが複数のデバイスを持つのは当たり前になってきていますよね。
実際、はらちゃんもPC・スマートフォン・iPadと3つのデバイスを持っています。

この問題を解決してくれるのが、ユニバーサルアナリティクスの「User-ID機能」です。
「User-ID機能」を利用すると、異なるデバイス・ブラウザ間でのアクセスを同一ユーザーとして計測できます。デバイス間の計測方法は「クロスデバイス計測」「クロスデバイスレポート」「クロスデバイストラッキング」とも言われています。


<<User-ID機能とは?>>

その「User-ID機能」ってなんですか...と、皆さんお思いになったことでしょう。
一言でいうと、会員サイトのユーザーごとのIDとアナリティクスを紐付けづける機能です。
「User-ID機能」を利用するには、アナリティクス側での設定とサイトのログイン機能で付与している個別のIDを動的に書き出すためのシステム改修が必要です。


<<ここで注意!>>

クロスデバイスの計測には、サイトにログイン機能のある会員サイトでなければなりません。
会員サイトでなければ、「User-ID機能」が利用できないからです。
皆さん注意しましょう...!




■特徴2:ドメインをまたぐ計測(クロスドメイン)の設定が簡単に

ユニバーサルアナリティクスでは、「クロスドメイントラッキング」の設定が従来より簡単にできるようになりました。


<<そもそも「クロスドメイントラッキング」とは?>>

複数のドメイン間をまたいで計測したい場合は、クロスドメイントラッキングを行います。

例えば、自社商品のブランドサイトとECサイトを所有し、別ドメインで運営している場合、
自然検索からブランドサイトにアクセス。ブランドサイトの商品ページからECサイトへ遷移し、商品を購入したという購入導線が生まれたとします。

本来の購入導線は
15072902.png

アナリティクスで計測すると、ドメインごとのデータしか取得出来ないため...
15072903-2.png

この場合、ブランドサイトでのコンバージョンはデータとして計測出来ず、ECサイトへの流入経路がもとをたどれば自然検索であったことも分かりません。

ですが、クロスドメイントラッキングを設定すると、複数のドメインをまたいだ計測が可能になります。上記の例にあてはめると、ブランドサイトとECサイトを1つのデータとして集約して計測する事ができます。


<<どう簡単に設定する事ができるようになったの?>>

従来の方法は、
15072904.png

ユニバーサルアナリティクスでは
15072905.png

のみで、計測する事ができます。
また、タグマネージャーを利用すれば、タグマネージャーの管理画面上で設定が可能です。





■特徴3:管理画面上で色々な設定変更が可能に!


15072906.png


従来Googleアナリティクスでは、トラッキングコードのカスタマイズが必要だった設定が、管理画面上での変更のみで出来るようになりました。

・セッション設定
・オーガニック検索ソース
・参照元除外リスト
・検索キーワード除外リスト


<<セッション設定とは?>>

セッションのタイムアウトの設定になります。デフォルトではセッションは30分を過ぎると切れるようになっています。
管理画面上での設定が可能ですが、設定してしまうと過去のデータと計測条件が変わってしまうので、むやみやたらに設定するのはおすすめはしません。

15072907.png


<<オーガニック検索ソースとは?>>

デフォルトで設定されていない検索エンジンを追加できる機能です。
デフォルトの検索エンジン一覧はこちら

例えば、docomoのdメニューの検索からの流入を検索エンジンとして追加したい場合などに、管理画面から簡単に設定できます。

15072908.png


<<参照元除外リストとは?>>

参照元のドメインを除外できる設定です。
先ほどの特徴2でご紹介した、「クロスドメイントラッキング」でも参照元除外の設定が必要です。

管理画面に除外したい参照元のドメインを設定するだけで除外設定は完了します。

15072909.png


<<検索キーワード除外リストとは?>>

検索キーワードを除外できる設定です。
設定すると、検索キーワードに除外したキーワードは表示されず、ノーリファラーとしてカウントされます。
あまり使う場面はないかもしれません。

15072910.png



<さいごに>

ちょっと長くなってしまいましたが、今回はここまで。

ユニバーサルアナリティクスの第2回目となる今回は、「ユニバーサルアナリティクス移行前に知っておきたい3つの特徴」ということで、主な3つの特徴とその機能をおさえつつご紹介致しました。
次回は、第3回「ユニバーサルアナリティクス移行前に知っておきたい3つの注意点」になります。
移行前に必ず理解しておかなければならない注意点を細かく説明したいと思いますので、よければチェックしてみてくださいね。
移行方法についても、第4回「ユニバーサルアナリティクスへの移行手順とその方法」を参照していただければと思います。


弊社では、「ユニバーサルアナリティクスへの移行サポート」も承っております。もし、「自分でするのは不安だ」「よく分からない」「ユニバーサルアナリティクスへの移行をしてほしい」という方は、弊社Web解析サービス「PRO-MAINTEプレミアム」特設ページをご覧いただければ幸いです。



<参考サイト・書籍>

できる逆引き Googleアナリティクス Web解析の現場で使える実践ワザ240 ユニバーサルアナリティクス&Googleタグマネージャ対応

GA+タグマネで、複数サイトやクロスドメイントラッキングのタグを設定する方法(全20回の5)

ユニバーサルアナリティクス移行前に理解しておきたい特徴と注意点

セッションとキャンペーンのタイムアウトの処理ーGoogleアナリティクスヘルプ

オーガニック検索ソースをカスタマイズするーGoogleアナリティクスヘルプ

参照を除外するーGoogleアナリティクスヘルプ

検索語句の除外ーGoogleアナリティクスヘルプ

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